FC2ブログ

記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【長距離トラック監禁強姦未遂事件】第1話 by透けパン刑事

私、透けパン刑事(以下、透けパン)は人と話すことが大好きで、
特にお酒の場には好んで顔をだす青年であった。

一人で居酒屋に入ったり、クラブに行ったり、
知り合いが一人もいない結婚式で3次会まで行ったり、
街で男の団体に声をかけ知らない人たちと朝まで飲んだりと、
人懐こさとバイタリティの武勇伝は枚挙に暇がない。

大学2年生の秋、
この人懐こさが裏目にでる事件がおこった。

この物語は、
そんな私の身に降りかかった、
身の毛もよだつ恐怖の実話である。


20161117020322b80.png

透けパン刑事






当時の私は大学2年生にして早々に留年が決まっていたが、
大学に通うことなく、麻雀と飲み、アルバイトに精をだしていた。

アルバイトは実家から自転車で10分ほどの距離にある焼肉居酒屋で、
お店のアイドル的存在としての居場所を確立していた。

当時は今と違い、細身の体に、肩まで伸びた長髪、
前髪にいれたメッシュにより、ジャニーズ系として、
老若男女から絶大な支持をえていた。

その日は秋口にしては肌寒く、珍しくお客さんも多かったため、
私が帰り支度をした時には、時計の針はすでに0時を回っていた。

お店のオーナーに挨拶をして、
愛車のメーヴェ号(ママチャリ)にまたがり家路を急いだ。

5分ほど歩道を自転車で疾走していると、
路肩に大型の長距離トラックが停車しているのが見えた。

時間も遅く、住宅街のため、
聞こえるのは私の吐息とタイヤがアスファルトを噛む音だけであったが、
トラックを通り過ぎようとした時、私の鼓膜が強烈に揺れた。


「ププーーッ!プーッププーーッ!」


静寂を切り裂いて、トラックが雄叫びをあげた。

突然の出来事に驚き足を止めた私にトラックの運転手が声をかけてきた。

オヤジ「兄ちゃん、ちょっと、ミラーの角度なおしてくれん?」

透けパン「いっすよ!こんな感じでいっすか?」

オヤジ「もうちょい右!あ、いいよ!ありがとう!」

透けパン「ちっす!失礼します!」

秋口とはいえ、この時間帯の夜は冷える。
足早に立ち去ろうとする私をオヤジが再度遮る。

オヤジ「兄ちゃん!◯◯トンネルの行き方わかる?」

透けパン「…」

実はこの質問、かなり怪しい。

なぜなら◯◯トンネルといえば全国でも有数の心霊スポットであり、
この場所からほぼ直線、車で20分ほどの距離にある。
長距離トラックの運転手が知らないはずはないのである。

透けパン「この道をまっすぐ行けばつきますよ。じゃ!失礼しまーす!」

あくまで好青年として、オヤジの質問に回答し、
爽やかに立ち去ろうとする私にオヤジが再度声をかけた。

オヤジ「兄ちゃんありがとう!いまから一緒飲まんか?」

このオヤジは何を言っているのだろうか。
初対面で、しかも道を訪ねただけの私をいきなり飲みに誘うなんてありえない。
いくら酒好きの私でも、知らない人から飴玉をもらってホイホイついていくわけがないでしょうが。

透けパン「あ、いっすね!どこいきましょか?」

もしドラエもんがいるならば、過去に戻って全力で私をぶん殴ってやりたい。






【長距離トラック監禁強姦未遂事件】第2話につづく
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。